プラセンタ療法とは?
胎盤(プラセンタ)より抽出された有効成分を使用する治療法のことです。日本では60年以上前からプラセンタ注射の薬が医療用医薬品として承認されています。
プラセンタの特長
プラセンタにはさまざまな成長因子が含まれています。
タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミン、アミノ酸、酵素
効果・効能としては「慢性肝疾患における肝機能の改善」です。
体本来の生理機能を高めることで、新陳代謝を促進したり、自律神経やホルモンバランスを整えたりと、全身への作用が確認され、美容目的や口腔疾患の発症予防の目的などで使用されています。
プラセンタ療法は以下のようなお悩みがある方に選ばれています
口内炎予防・歯肉炎・慢性歯周炎・顎関節症
舌痛症治療・唾液量分泌体質・歯茎の黒ずみ・抜歯やインプラント、歯周病などの口腔内手術後の治癒促進
- 免疫力や抵抗力を高めたい
- 婦人科:更年期障害、月経痛、月経不順、冷え性、乳汁分泌不良
- 内科:食欲不振、肝機能障害、慢性胃炎、頭痛、口内炎
- 外科:下肢静脈瘤、術後の創傷治癒の促進
- 整形:肩こり、腰痛、五十肩、関節痛、関節リウマチ
- 皮膚科:アトピー性皮膚炎、肌荒れ、乾燥肌、脱毛
- 耳鼻科:アレルギー性鼻炎、耳鳴り、めまい
- 眼科:眼精疲労、視力低下
- 泌尿器:前立腺肥大
- 神経科:自律神経失調症、うつ病、不安神経症
歯周病予防にはPMTCが効果的です
PMTCでメンテナンスをして、お口の中の状態を知ったり、きれいにクリーニングしたりすることで、歯周病予防ができます。歯周病にお悩みの方は、「まずはPMTCを受けてからプラセンタ注射を受けてみる」ということも可能です。
副作用はほとんどない
ホルモン注射やステロイド注射は副作用が出やすいといわれていますが、プラセンタ注射では大きな副作用の報告が60年以上で数例と稀です。
プラセンタ注射で考えられる主な副作用としては、注射をしたところの疼痛(2.56% )や発熱、発疹(0.37%)が出ることなどです。
安全性が確認されている
当院が採用するプラセンタは厚生労働省で薬として使用が許可されています。感染症事故は一例も報告されていません。
・原料提供者について医師による海外渡航歴やウイルス等感染症のスクリーニングを実施
・受入試験でB型肝炎、C型肝炎及びエイズ(後天性免疫不全症候群)のウイルス検査に適合した原料を使用
・製造工程では、科学的に証明された種々のウイルス不活化処理を実施
・最終製品についてB型肝炎、C型肝炎、エイズに加え成人T細胞白血病及びリンゴ病のウイルス検査で陰性であることを確認
ラエンネック(ヒトプラセンタ製剤)をお使いいただくことのリスクとベネフィットについて
プラセンタ療法の流れ
まずはカウンセリングを行いご希望や患者様の体の状態などをお伺いします。
プラセンタ注射を受ける場合は、同意書の記入をお願いしております。
プラセンタ療法は一度に多く注射をすればよいものではなく、適切な量・頻度で行います。
プラセンタ療法の頻度の例
こまめにプラセンタ注射を行うことが効果的とされています。最初の2週間ほどは週2~3回のペースで効果を確かめながら、そのあとは週1~2回のペースで3ヶ月間継続する、というスケジュール(例)です。頻度には個人差があります。
プラセンタ療法のデメリット
献血(自分の血液の提供)ができなくなる
プラセンタ注射で使われるお薬はヒトの胎盤を原料としており、vCJDにおける理論上のリスクが完全に否定できないこと、輸血の安全性を高めるため、「当面の間献血をご遠慮いただく」とされています。自らが受ける輸血や点滴については制限がありません。
あくまでもプラセンタ注射の制限で、プラセンタのサプリメントやジェルのみ使用されている方は制限がなく、献血できます。(詳しくは日本赤十字社『献血をご遠慮いただく場合』をご確認ください。)
注射の痛みがある
注射時の痛みには個人差があります。時間をかけて注射することで痛みを軽減できるとされていますので、心配な方は事前にご相談ください。
プラセンタ療法の料金
料金 | 内容 | |
---|---|---|
1アンプル | ¥3,000 | プラセンタ注射の1単位です。まずは試してみたい方にも。 |
2アンプル | ¥6,000 | 1日で2アンプルのプラセンタ注射を行います。 |
16アンプル | ¥36,000 | 1ヶ月コースの料金です。 |
※上記の料金以外にかかる費用は消費税のみです。処置料や感染予防対策費はいただいておりません。