歯並びや咬み合わせは、100人いれば100通りの種類があると言われています。歯並びが まったく同じ人はいません。ですから、矯正治療を受けていただく前に、原因をしっかりと見極めて、あなたのための治療計画を立てなければなりません。

歯並びのタイプを知りましょう

矯正治療をする前に、あなたの歯並びや咬み合わせの状態と、その原因(なぜ歯並びや咬み合わせが悪くなったのか)をしっかりと調べる必要があります。見た目だけで判断するのではなく、原因を見極めることが治療を成功させるカギです。いずれの歯並びも、それに至った原因が必ずあります。それを検証することが治療の第一歩です。さて、あなたの歯並びはどのタイプでしょうか?

歯が乱ぐいになっている 叢生(そうせい)

叢生
叢生とは、前歯、あるいは奥歯も、互い違いにデコボコに並んでいる状態をいいます。いわゆる「乱ぐい歯」です。よく、アゴの骨の大きさと歯の大きさのバランスが取れていないから、乱ぐいになるといわれます。実際、アゴと歯の大きさのバランスが悪いこともありますが、原因はそればかりではありません。見た目だけで判断するのではなく、なぜそうなるのか、よく考えて矯正治療をするべきです。

下の歯が上の歯より前に出ている 反対咬合(はんたいこうごう)


「受け口」ともいわれますが、下の歯が上の歯より前に出ていて、咬み合わせが逆になっている状態です。反対咬合には、「歯」だけに問題がある場合とアゴの骨に問題がある場合があります。いずれの場合も、受け口になる原因をしっかりと見極める必要があります。下アゴが出ていて骨格の見た目が気になる場合は、アゴの骨を切る手術が必要な場合もありますが、健康な歯を抜かないで、アゴの手術をしなくても、受け口の咬み合わせを治すことが可能です。

上の前歯が出ている、出ているように見える 上顎前突(じょうがくぜんとつ)


上顎前突には大きく分けて、上アゴの前歯が出ている場合、下アゴが後ろに下がっていて、上アゴの前歯が出て見える場合の2つがあります。同じように見えて、原因はさまざまですので、矯正治療をする前にしっかりと調べる必要があります。

前歯が咬み合わない 開咬(かいこう)

開咬
開咬とは、奥歯を咬み合わせても、前歯が咬み合わない状態をいいます。開咬になると、前歯で食べ物を噛み切ることができません。また、発音も息が漏れて不明瞭になると悩まれている方も少なくありません。幼少期においては、指しゃぶりをしていると開咬になることもありますが、やめると自然に治ることもあります。さまざまな原因がありますので、よく見極めることが大切です。

上の前歯が下の前歯を深く覆う 過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合
過蓋咬合とは、咬み合わせが深い状態です。奥歯で噛むと、前歯が深く噛みこんで、下の前歯がほとんど見えない人もいます。

ひどくなると下の前歯が上の前歯の裏側の歯肉に食い込むようになり、歯肉を傷つけたり、上の前歯が押されて前に出ていく可能性もあります。

過蓋咬合では、アゴの関節に大きな負担をかけている場合があります。今は何も症状がなくても、高い確率で起こるアゴや歯への悪影響に備え、治療するべきです。

左右の咬み合わせがズレている 顎偏位(がくへんい)

顎偏位
顎偏位とは歯を咬み合わせたとき、右あるいは左に咬み合わせがズレている場合をいいます。

前歯を見ただけで左右のズレがすぐにわかる場合もありますが、奥歯に咬み合わせのズレがある場合は、本人でも気づいていない場合があります。

長年、左右の咬み合わせがズレた状態になっていると、使う筋肉も偏ってしまい、見た目だけではない体の不調も起こしやすいといわれています。健康な歯を抜いたり、アゴの骨の手術をしなければ治らないとされることが多いのですが、現在では健康な歯を抜いたり、手術をしたりしなくても、治せるようになってきました。ワイヤー矯正は真っ直ぐなワイヤーから複雑な形のワイヤーを用いて歯を一本一本、正しい位置や向きに動かしていきます。

また、矯正治療を行う際は初診相談→精密検査→診断までの流れがとても大切です。初めにしっかりと歯や顎の動き、骨格のデータをとって治療計画を立てておかないと、治療の失敗、後戻りの原因にもなります。

当院の矯正治療は、機能美を求め、できるだけ健康な歯を抜かずに綺麗な歯並びと正しい咬み合わせへと導く治療を行っております。