『ストローマンインプラント』とは

ストローマンインプラントの特長

ストローマンインプラントはスクリュータイプ

ストローマンインプラントに限らず、一般的な歯科用インプラントはスクリュータイプが主流となっています。スクリュー（ネジ）のような形状にすることによって骨と接触する面積を大きくし、より緊密に広範囲で結合するように工夫されています。

ストローマンインプラントの材質はチタン

チタンは人間の身体、組織と大変よくなじみ、腐食しにくく、長期的に安定した材料です。現在使用されている多くの一般的なインプラントは、津単が使われるようになりました。その他にも、ストローマンインプラントには、骨と非常に強く結合する理由があります。

ストローマンインプラントが骨と強固に結合する理由

インプラントの成功には、常に骨との結合がからんできます。骨との結合が緩い場合は、噛む力に耐えきれず、実用的ではありません。

そのため、ストローマンインプラントの表面には特殊な処理が施されています。ストローマンインプラントの表面処理は、SLA（Sandblasted, Large-grit, Acid-etched）と呼ばれています。インプラント表面にコランダムと呼ばれる粒子を吹き付け、さらに酸処理をすることにより表面を粗造にしています。これによりインプラントの表面積が増加し、骨と早期にかつ強固に結合します。

スイスのベルン大学で行われたSLAのストローマンインプラントを用いた臨床研究では、10年後に98.8％のインプラントの生存率が報告されています。

また、SLAにさらなる特別な表面処理を施したSLActiveというストローマンインプラントでは、手術直後からインプラント表面へのタンパク質の吸着が多いことが特徴的で、これにより3～4週間という短期間で骨が再生し、新たな骨が出来上がってくることが報告されています。

※インプラントのサイズや、患者様の骨の質によって差が生じます。

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